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ワールドカップ、出たいですか?



仕事がまったく手につかないので、妄想を書いてみようと思う。

言っておくが、ただの妄想だ。裏付けなど一つもない。





サッカー日本代表・ハリルホジッチが解任された。この事実に大きなショックを受けている。

分析が得意で定評があり、過去のワールドカップで結果を残している彼が、本大会出場を決めてから国際親善試合(テストマッチ)を通じて結果を求めずに何をテストしていたのか。

タイプの異なる3か国を相手にどういった戦い方をしてくるのか。ハリルは相手をどう見ていたのか。「答え合わせ」をする感覚でワールドカップが見れる。そう楽しみにしていた。

もちろん勝ってほしいと願ってはいたが、それよりもどういう意図を持っていたのか、どう伏線を回収していくのか、ここをすごく楽しみにしていたのだ。



だが、本番2ヶ月前にまさかの解任。そして、就任するのは一時代前の名将、「いまさら感」西野朗。

本当にがっかりし、「なぜいまさら西野なのか?」と憤ったが、西野、会長の田嶋、選手たちの言動を見ていると、当たり前のことに気付く。







ワールドカップに出たいか?





そう問われ、または自問し、出たくないと考えるサッカー選手がいるのだろうか? 出たくないと考える監督がいるのだろうか?


・・・・・。





ガンバ大阪で一時代を築いた西野朗。

柏レイソルを率いたのち、ガンバを10年ほど指揮してタイトルも取ったが、後年は思うような成績を上げることが出来ず2011年に契約満了で退団。

翌2012年にヴィッセル神戸で指揮を執るも、成績不振でシーズン途中で解任され、2014年から2年間指揮をとった名古屋グランパスでも芳しい結果は得られず2015年末に契約満了で退団。契約満了とは事実上クビということだ。


3つのクラブでうまくいかなければ次の就職先はずいぶんと厳しい。西野はもう終わった。そう思っていた翌2016年の3月、なんと日本サッカー協会の技術委員長、日本代表強化の責任者に就任した。

3ヶ月前まで「監督業」をしていた人間が、日本代表をコーディネートする、監督選定の権限をもつ立場になったのだ。


日本国内で20年近く監督しかやってこなかった人間が、世界中にいる監督候補を知っているのか、もしくは世界に通じるコネクションがあるのか。あるわけがない。こいつは多分、というか西野を選任した会長の田嶋も次の監督は日本人の中から探すつもりなんだろう、と。そう思った。





2017年に最終予選を勝ち抜いた日本代表・ハリルホジッチ監督は、そこからの一年間、テストマッチは常に勝つわけでもそのつもりもなく、同じメンバーでチームを熟成を図る手法はとらず、ずっと選手選考、試合中の局面の対応能力のテストを繰り返していた。


その間、西野は協会から上がってくるレポートを眺めながら何を思っていたのか。



一般的にいえば、ハリルホジッチでうまくいかないなら、次を誰に任せるべきか、不測の事態のために後任候補の選定を行っていたということだろうが、それよりも彼は「自分だったらこうしているのにな」とずっと考えていたのではないだろうか。


実際に監督を長くやってきたのだ。いろんなアイデアも頭の中には浮かんでいただろう。

このアイデアを叶えてくれるであろう最適な監督は誰だ? いや、このアイデアは誰が考えた? 自分でもできるんじゃないか? いや、そもそも自分以上に詳細に日本代表のことを考えている人物がいるのか? いるわけがない。適任とはだれだ・・・・・? 

オリンピック代表チームも率い、Jリーグの最多勝利監督でもある彼が、そう考えてもなんの不思議もないと思う。




メディアでは、解任するのなら1年前の本大会を決めた直後がベストだったという意見が多い。


そうだろうと思うが、そのタイミングでコネクションのない西野が後任のアテをつけていたとは考えづらい。むしろ自分が適任だと思っていただろう。しかし西野本人が「自分がやる」とは言い出せない。後任探しという重要職務を放棄しているようにも見え、ましては技術委員長としてハリルを支えていかないといけない立場だ。バッシングを受けるのは目に見えているし、仮に就任したとしても、本大会までの一年間のテストマッチの成績から解任される危険性だってある。ワールドカップで指揮を執ってみたい、まだ日本人には一人しかいない【ワールドカップ代表監督】という称号を自分もほしい。そのタイミングは一年前ではなかった。



そして、2018年3月。

2試合のテストマッチでハリルホジッチはまたもテストを繰り返し、凡庸な内容で一分一敗の成績で終えた。


直近の試合で手の内を見せるバカがどこにいる?ハリルホジッチはそう考えていただろう。しかし、結果の出ない代表に対し、メディアはバッシングを強め、解任論を叫ぶものも増え、スポンサーは騒ぎ出し、選手も公然と監督批判をするようになった。


この時点で解任するのは本大会を見据えればリスクしかない。しかし視点を変えれば、このタイミングで就任した次の監督は、ほぼ100%の確率で本大会を指揮できる。ハリルホジッチは四面楚歌。タイミングはここだった。ここしかなかった。このタイミングを彼はずっと待っていた。




田嶋は田嶋で「ゆくゆくは日本人に代表監督を任せたいと思う」と以前から語っていた。

実際に「日本人に任せた」となれば会長としての実績にもなるだろう。そして「田嶋さんと仲良くなっておけば、もしかしたら自分も日本代表監督に就任できるかもしれない」と考える指導者がすり寄ってもくるだろう。

彼は、会長就任選挙で敗れた対立候補に対し、躊躇なく報復人事を行い、自身を応援してくれた人間のみを重用した。今回の解任に関して世間からはバッシングを浴びるだろうが、協会内の人間にはいろんな影響を与えたと思う。

解任会見でも語ったように今回の件で責任をとるという考えは微塵もない。彼が望むのは今後も日本サッカー協会というピラミッドの頂に立ち続けることだ。そのために自分を推してくれる人間をどうやって増やすのか、会長としての実績をどう出すのか、と考えているのは当たり前のことだ。



6月のワールドカップでは「選手の意向を尊重する」という名目、スポンサーの意向も取り入れ、ここまで不遇をかこっていた本田や香川、岡崎など、世間一般的に知名度の高い選手が選ばれていくだろう。単純に、人気順に選ばれていくのではないかとも思う。そうした「オールスター」を従えて、2人目のワールドカップ代表監督の名声を手にした西野が本大会を戦うのだ。





ワールドカップに出たいか?




出たくないと考える「監督」などいない。

人生の集大成としてこれ以上ない称号を得ることができる。

人生を左右する名声を手にしたいと願う人間が、監督選定の権限を持っていた。立場は違えど彼はいつまでも「監督」だった。そして、練りに練った構想を適切なタイミングで、同じ野望を持つ者たちとともに披露した。その彼らのために、ハリルホジッチという日本代表にとって良薬だったかもしれない人物は「毒」としてキャスティングされたのだ。



ただ、それだけのことだ。



# by yamjoriyo | 2018-04-11 10:03

エピソードのある人生。

エピソードのある人生。_c0287046_16004190.jpg


少し前のこと。

高校の同級生10人ほどで飲む機会があった。

ずいぶんと久しぶりのメンツもいるなかに、最近社長になったという友人がいた。

彼は途中入社した会社で、その当時は課長という立場にありながら、創業者から次期社長就任を打診され引き受けたとのことだった。

人が作った会社の、しかも縁故でもなんでもない会社の社長に就任するのって、ほんとにすごいことだと思う。社長就任に至るまでの経緯を聞くと、いろんな困難もあったみたいだし、少なくない資金を用意する必要もあったらしい。それらの話はすべて彼自身のことでリアルで生々しくて非常に面白く、気付けば彼の話にすごく引き込まれていた。

局面局面では辛い思いをしたこともあったんだろうけど、生き生きと話す彼の姿を見て、やはり人生には何かしらのエピソードがついたほうが面白いなと感じたのだ。





先日、

愛する中学3年の息子が高校受験を終えた。

1日目が終わり帰宅したあと、テレビでやっていた解答速報で一所懸命自己採点していたのを見て、どうやら少しは手ごたえがあったんだろうと推測した。多分それで少し安心したのだろう、その日はいつもよりリラックスして一日をすごし、2日目の朝も少し早めに起きていたが、音楽を聴きながらリラックスしているようだった。

まあね、なにも試験当日に悲観的になる必要ないし、このくらいがちょうどいいんだろうと感じた。頑張って来いよ!と伝えて彼が出掛けるのを見届けたのち、朝食をとっていると、急に愛する奥様が悲鳴にも似た大きな声で「うわっ!!!!受験票がここにあるっ!!」と発したのだ。


・・・・。










受験票忘れていくヤツ、見たことあるかい?



見たことどころか聞いたこともない。ドラマとかでもそんなベタなネタはないだろう。

受験の忘れ物なんて消しゴムが定番くらいなもので、受験票忘れるやつがいるなんて想像したことなかった。そんな稀有なやつが実は我が家にいた。

急いで車で追いかけ、友達と一緒に受験会場に向かっている息子を見つけ「はい、忘れ物♪」と笑顔で渡すと「うおっ!やべっ!」と慌て、隣にいた友達二人は大笑いしていた。

一緒に受験会場に向かっていたその友達経由でこんな話題はソッコーで広まっていくのだろう。それをもっていかなければ失格になるのだ。何はさておき、まず第一に確認するであろう受験票を忘れていく面白いヤツが彼らの周りには実在するのだ。数十年たち、顔も思い出せなくなるくらいの関係性の子でも「あぁ!それって受験票忘れたヤツじゃろ?」なーんて息子は思い出されていくのだろう。


よしよし、じゃあ俺も毎年この時期になったら「あの時のお前の馬鹿さ加減はのぉ・・・・・」なーんて言いつつ息子をいじくり倒してやろうと誓い、不意についた彼のエピソードと、それを笑えないモノにしなかった彼の頑張り、そして前代未聞の失格という形で一年間の頑張りを無駄にしそうだった彼を瀬戸際で守ってあげた愛する奥様の息子との強固な絆を肴に、勝利の美酒をたんまり楽しんだ3月14日の夜だったのだ。




ということで。





ちなみに彼のお父さんは高校時代2度もカバンもっていないことを気づかずに通学したことがあるらしいです。

アホの子か!  という話。


# by yamjoriyo | 2018-03-15 12:15

ということなので。

ということなので。_c0287046_21550761.jpg



年の瀬も押し迫った28日の夜、年賀状作りがようやく終わった。


「ようやく」なんて書いてはいるが、作り始めたのは27日だったので、さくさくっとたった1日で作り終えたというほうが正確なのだろうが、なかなか骨のある作業だった。

というのも、我が家のローカルルールとして設定している「年賀状には子供たちの写真を入れる」という画像の選定作業にとにかく時間がかかったのだ。


少し前まで、子供たちの写真は何かにつけて一緒に出掛けることができていたので簡単にパシャパシャと撮ることができていたが、今年は中学3年になった息子と一緒に出掛けることはほぼなくなったし、小学4年の愛する娘も父に無条件に笑顔を向けてくることは少なくなった。気づけばこの一年で撮りためた子供たちの画像は昨年までと比べて圧倒的に少なくなっていた。

愛する奥様と一緒に子供たちの画像を選びながら「今回で子供らの写真入れた年賀状は最後かもね」なんて言いながら作り上げたのだ。


先日、

参加した忘年会でこうした子供たちとの時間が少なくなって少し寂しいという思いを「来年はもう息子と(サンフレッチェの)アウェイの試合とか観に行くことないかものー」なんて話していると、忘年会をしたその店の大将が、


「ええじゃん、別にそれはそれで。じゃあ俺と一緒に関東である試合でも観に行って、東京で遊んで帰ろうや!」

と言ってきた。そして一緒に飲んでいた友人も「お!それなら俺も一緒に行くわー。3人で行こうや!」と言ってきたのだ。





ん?


子供らおいて?君らと? 

・・・・・ん??    






・・・・・♪





そうか、そうか。


これからも自分の中では家族が最優先であるつもりだけど、彼らにとっては父との行動はもうすでに最優先ではない。これまでは父が「サッカーを観に行くぞ!」といえば嬉しそうについてきた息子と行くこともなくなるだろう。だからと言って愛する奥様と二人きりでデート気分で観戦♪と思っても、彼女はあまりサッカー観戦が好きではない。無理強いするのもあまり良いことではないのだろう。



あぁ。


この10年ほど、愛するサンフレッチェ広島の試合をとにかく見続けたことで未経験者の自分もだいぶサッカーのことも分かるようになってきた。10年も一所懸命応援してきたことを、息子が一緒に行かなくなったから、もうね、終了!ってやめることもないじゃん?と、そういう意味を込めた後押しを「一緒に行くよ!」という言葉でそのお店の大将と友人は言ってくれているのだと思った。


来年からは、家族と出かけて一緒に思い出を作ることばかりを考えるのではなく、地元に貢献するためにクラブを応援しよう。いつ行けるのかは分からないが、遠征可能な日程にはできるだけ参加しようと心に決めた。また、来年から子供たちの写真はあまり撮れないだろうから、年賀状用に全国各地で写真を撮るため遠征に出かけることも大事だなと、そう思えるようにもなったのだ。



実際に多くのアウェイに参戦するためにはどうすればよいか、家族が父を快く送り出してくれるためにはどうすればよいか深く考えるために時間を使ってみようと思う。こうした広島を盛り上げたいという心意気が「お前、一人で遊びに行きたいだけじゃろ?」なーんて単なる言い訳に聞こえるようではダメなので、時間をかけて様々なシミュレーションをし、最善のプレゼンを奥様にするため、まとまった時間をとってゆっくりと色々考えてみようと決めた2017年の年の瀬の出来事だったのだ。






ということなので・・・・・、








12月30日から1月8日までお正月お休みをいただこうと思います。 ペコリ。






ということで。




「は?」 なーんて言われて一秒で終わることのないようなプレゼンテーション案を考えます。 という話。





# by yamjoriyo | 2017-12-28 23:32

キミの中に潜むボク。

キミの中に潜むボク。_c0287046_16153002.jpg


先日、

仕事を終えちょっと一杯ひっかけますかと準備していたとき、愛する奥様が「ちょっと聞いて!」と話しかけてきた。

なに?と聞き返すと、それはその日の昼に彼女がウトウトした時に見た夢の中の話だった。



聞くと、

愛する奥様が一人、家でくつろいでいたとき、中学3年の息子が何の連絡もなく彼女を連れて帰ってきたらしいのだ。

それまで連れてきたことはおろか、彼女の存在を伝えてきたこともなかったのに、いきなり家に連れてきたらしい。連れてきたのはいいんだけど、そのときの家の中は来客を受け入れることができる状況じゃなかったから慌てて目につくところを片付け、彼らにはお菓子と飲み物を用意してあげたらしい。

玄関にはみんなの靴が散らかっていただの、階段に掃除機かけてなかっただの、慌てている姿を見て息子がケラケラ笑っていただの、いつもより息子がすました顔していただの、妄想の彼女はすごくかわいかっただの、夢の中の話を楽しそうに聞かせてくれたのだ。


そうなんじゃ!楽しそうな夢じゃね♪ なーんて返答をしつつ赤いワインをグラスに注ぎながら話を聞いていると、



「それでね、彼女が帰ったあとアナタが帰ってきたときにね、『ねぇねぇ!ちょっと聞いて!』って話そうと思ったらね、

『ん? なに? うーん。・・・・・うん。じゃあ、手短にね。』

って言ってきたんよ! 手短にってなに? 腹立ったわー。どう思うー?」


と、旦那が自分にぶつけてきたセリフに立腹したと言ってきたのだ。






なんですか? その勝手につけてくれてるイメージは?


・・・・・。



そんなこと今まで言った記憶はないのだが、夢の中で妄想の世界の中で彼女のなかに登場する自分の姿は、「てみじかにね」なんて言い放つ感じの悪い存在らしい。息子の彼女は(現実世界にはいないらしいが)すごくかわいいと想像している中、そこに一緒に登場してくる旦那の姿はこんなイメージらしいのだ。


「知らんわいや!そんなの勝手なお前の妄想じゃろ!」

なーんて言うことはなく、赤ワインと一緒に言葉をのどの奥に流し込み「そうなんじゃ!失礼じゃね!そいつ」と笑いながら返答をした。



彼女の中に刻まれている自分のイメージにおびえ、これまで以上に彼女の前では笑顔でいようとワインを飲みつつ誓いをたてた。優しい旦那を自演してきたつもりだったのだが、どうやらそうではないらしいことを自覚したその日、その後に入ったお風呂の中で一人、しくしくと泣いたのだ。




ということで。



赤ワインと一緒に言葉を飲み込んだことある? 俺、ある。  という話。



# by yamjoriyo | 2017-07-05 17:46

近所の公園。

近所の公園。_c0287046_14324132.jpg



桜が散り始めた先日のこと。

仕事を抜け出し近所のこじんまりとした公園に咲いている桜をパシャパシャとやった。


今年は残念ながらうまく時間が作れず、桜を撮りにいくことが出来ていなかったのだが、幸いにもウチの近所のその公園には3本もの桜の木があり、ちょ、ちょっとだけ、ね。とコソコソっと仕事を抜け出して葉も入り混じり始めた桜の木を堪能した。



こんなとき、自分はスマホで撮影することはなく、カメラを持ち出している。

こんなにも世の中に浸透している便利な機器を自分は使いこなすことができていない。もちろん使いこなすことができればスマホでもすばらしい写真が撮れるのだろうが、どうやったらいいのかよく分からないので、ちょっと近所に桜を撮りに行くなんてときでもわざわざカメラを持ち出すという、少し大げさなことになってしまうのだ。




そうして桜をパシャパシャやっていると、不意に自分の名前を呼ぶ声がした。高校の同級生だった。


久しぶりじゃねー!仕事せずに何を遊びよるん?と、言葉に遠慮がない彼女に対し、お互いさまじゃろ?なんて返しつつこのあたりで何をしているのか聞いてみると、仕事でこの近くの家を訪ねないといけないのだけれど、その家がどこにあるのか分からない、と言う。地図をコピーしてきたようなのだが、その地図が少し古いみたいでよく分からないのだ、と言っていた。

見ると、その地図はおそらく10年以上前の、このあたりが区画整理される前のものだった。よくこんな古い地図を持ち出してきたなと感心していると、「よくわからないから(行きたい家は)どのあたりか教えてほしい。」と言ってきたのだ。


・・・・・。




そんなの、スマホで探せば一発なんじゃね?




自分は使ったことがないからよくわからないのだが、近ごろの、いやずいぶん昔からかもしれないが、スマホはナビの役目もしてくれるらしいじゃないか。

住所を入力したら簡単に行き方を教えてくれるんじゃないか?と思ったが、それを伝えると、じゃあその画面をどうやって開くのだ?なんて聞き返されるかもしれない。こっちは写真を撮るのが好きだといいながら、スマホでどうやって撮るべきなのかも分からないレベルなのだ。困った展開になるのではないかと想像し、仕方がないからその10年以上前の、今のような区画整理される前の古い地図を見ながら、ああだこうだと言いつつこのへんなんじゃないの?と目星をつけ、そう伝えたのだ。



その同級生が去ったあとも、少しの間パシャパシャと桜を撮りながら、なんでわざわざカメラ持ってきてんの?スマホで十分じゃね?と思われてたのではないかと思いめぐらせた。

10年以上前の古い地図で目的地を探している者、こじんまりとした近所の公園にわざわざカメラを持ち出して散りかけた桜を撮っている者。互いに同じような感想をもっていたのかもね。なーんて思いつつ、40も余裕で過ぎる年齢ともなると、新しいものを使いこなそうとすることに億劫になっているというか、よく分からないから目をつぶってしまうというか、そんな感じなのかもね。とその同級生をみてそう思い、とりあえずスマホで住所ナビはどうやるのかをいそいそと調べ、次に聞かれたときはこれでこうやって調べたらええじゃろ?と言ってやろうと誓った4月の午後の出来事だったのだ。




ということで。



いや、それよりも写真の撮り方覚えたほうが・・・・・。  という話。



# by yamjoriyo | 2017-04-14 16:22