キミの中に潜むボク。

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先日、

仕事を終えちょっと一杯ひっかけますかと準備していたとき、愛する奥様が「ちょっと聞いて!」と話しかけてきた。

なに?と聞き返すと、それはその日の昼に彼女がウトウトした時に見た夢の中の話だった。



聞くと、

愛する奥様が一人、家でくつろいでいたとき、中学3年の息子が何の連絡もなく彼女を連れて帰ってきたらしいのだ。

それまで連れてきたことはおろか、彼女の存在を伝えてきたこともなかったのに、いきなり家に連れてきたらしい。連れてきたのはいいんだけど、そのときの家の中は来客を受け入れることができる状況じゃなかったから慌てて目につくところを片付け、彼らにはお菓子と飲み物を用意してあげたらしい。

玄関にはみんなの靴が散らかっていただの、階段に掃除機かけてなかっただの、慌てている姿を見て息子がケラケラ笑っていただの、いつもより息子がすました顔していただの、妄想の彼女はすごくかわいかっただの、夢の中の話を楽しそうに聞かせてくれたのだ。


そうなんじゃ!楽しそうな夢じゃね♪ なーんて返答をしつつ赤いワインをグラスに注ぎながら話を聞いていると、



「それでね、彼女が帰ったあとアナタが帰ってきたときにね、『ねぇねぇ!ちょっと聞いて!』って話そうと思ったらね、

『ん? なに? うーん。・・・・・うん。じゃあ、手短にね。』

って言ってきたんよ! 手短にってなに? 腹立ったわー。どう思うー?」


と、旦那が自分にぶつけてきたセリフに立腹したと言ってきたのだ。






なんですか? その勝手につけてくれてるイメージは?


・・・・・。



そんなこと今まで言った記憶はないのだが、夢の中で妄想の世界の中で彼女のなかに登場する自分の姿は、「てみじかにね」なんて言い放つ感じの悪い存在らしい。息子の彼女は(現実世界にはいないらしいが)すごくかわいいと想像している中、そこに一緒に登場してくる旦那の姿はこんなイメージらしいのだ。


「知らんわいや!そんなの勝手なお前の妄想じゃろ!」

なーんて言うことはなく、赤ワインと一緒に言葉をのどの奥に流し込み「そうなんじゃ!失礼じゃね!そいつ」と笑いながら返答をした。



彼女の中に刻まれている自分のイメージにおびえ、これまで以上に彼女の前では笑顔でいようとワインを飲みつつ誓いをたてた。優しい旦那を自演してきたつもりだったのだが、どうやらそうではないらしいことを自覚したその日、その後に入ったお風呂の中で一人、しくしくと泣いたのだ。




ということで。



赤ワインと一緒に言葉を飲み込んだことある? 俺、ある。  という話。



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# by yamjoriyo | 2017-07-05 17:46 | Comments(0)

近所の公園。

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桜が散り始めた先日のこと。

仕事を抜け出し近所のこじんまりとした公園に咲いている桜をパシャパシャとやった。


今年は残念ながらうまく時間が作れず、桜を撮りにいくことが出来ていなかったのだが、幸いにもウチの近所のその公園には3本もの桜の木があり、ちょ、ちょっとだけ、ね。とコソコソっと仕事を抜け出して葉も入り混じり始めた桜の木を堪能した。



こんなとき、自分はスマホで撮影することはなく、カメラを持ち出している。

こんなにも世の中に浸透している便利な機器を自分は使いこなすことができていない。もちろん使いこなすことができればスマホでもすばらしい写真が撮れるのだろうが、どうやったらいいのかよく分からないので、ちょっと近所に桜を撮りに行くなんてときでもわざわざカメラを持ち出すという、少し大げさなことになってしまうのだ。




そうして桜をパシャパシャやっていると、不意に自分の名前を呼ぶ声がした。高校の同級生だった。


久しぶりじゃねー!仕事せずに何を遊びよるん?と、言葉に遠慮がない彼女に対し、お互いさまじゃろ?なんて返しつつこのあたりで何をしているのか聞いてみると、仕事でこの近くの家を訪ねないといけないのだけれど、その家がどこにあるのか分からない、と言う。地図をコピーしてきたようなのだが、その地図が少し古いみたいでよく分からないのだ、と言っていた。

見ると、その地図はおそらく10年以上前の、このあたりが区画整理される前のものだった。よくこんな古い地図を持ち出してきたなと感心していると、「よくわからないから(行きたい家は)どのあたりか教えてほしい。」と言ってきたのだ。


・・・・・。




そんなの、スマホで探せば一発なんじゃね?




自分は使ったことがないからよくわからないのだが、近ごろの、いやずいぶん昔からかもしれないが、スマホはナビの役目もしてくれるらしいじゃないか。

住所を入力したら簡単に行き方を教えてくれるんじゃないか?と思ったが、それを伝えると、じゃあその画面をどうやって開くのだ?なんて聞き返されるかもしれない。こっちは写真を撮るのが好きだといいながら、スマホでどうやって撮るべきなのかも分からないレベルなのだ。困った展開になるのではないかと想像し、仕方がないからその10年以上前の、今のような区画整理される前の古い地図を見ながら、ああだこうだと言いつつこのへんなんじゃないの?と目星をつけ、そう伝えたのだ。



その同級生が去ったあとも、少しの間パシャパシャと桜を撮りながら、なんでわざわざカメラ持ってきてんの?スマホで十分じゃね?と思われてたのではないかと思いめぐらせた。

10年以上前の古い地図で目的地を探している者、こじんまりとした近所の公園にわざわざカメラを持ち出して散りかけた桜を撮っている者。互いに同じような感想をもっていたのかもね。なーんて思いつつ、40も余裕で過ぎる年齢ともなると、新しいものを使いこなそうとすることに億劫になっているというか、よく分からないから目をつぶってしまうというか、そんな感じなのかもね。とその同級生をみてそう思い、とりあえずスマホで住所ナビはどうやるのかをいそいそと調べ、次に聞かれたときはこれでこうやって調べたらええじゃろ?と言ってやろうと誓った4月の午後の出来事だったのだ。




ということで。



いや、それよりも写真の撮り方覚えたほうが・・・・・。  という話。



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# by yamjoriyo | 2017-04-14 16:22 | Comments(0)

義兄からの贈り物。

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P.S. げんきです。






この年末年始、

とにかく遊びに行かず、家族と一緒にゆっくりと正月を過ごしていた。


仕事納めの30日から愛する奥様の実家へと出向き、義兄の家族と尊敬する義父とともに、おいしいお酒をこれでもか!と飲み尽くし、1日からは実家へと戻り、妹家族とともに、あほほど食べ、あほほど飲んでゆっくりと正月を満喫した。



その1週間ほど前、

東京から帰ってくる義兄に旅の疲れをとってもらおうとおいしいものでも用意しておくか!と勇み、何か用意しておくものがあるか?と連絡をすると、「(義兄の)娘がカニと寿司を食べたいと言っている」と娘をだしにして用意してほしいものを伝えてきた。

・・・・・。

なんだい?ずいぶんと教育できているじゃないか。と一言モノ申してやろうかとも思ったが、めったに会えない義兄の家族が言ってきたのだ。了解!なんて軽く返答をしつつ、かわいい義兄の娘のためにとりあえず望む食事を用意した。



30日の夜、

たんまりと用意したカニに狂喜する義兄の娘の姿につい喜んでしまい、彼女のために丁寧に殻をむいてあげた。

殻をむいてあげるたびに「わぁ!ありがと!」なんてこれでもか!というほどの満面の笑みで喜んでくれる義兄の娘にいたく愛おしさを感じ、こちらもこれでもか!というほど殻をむき、彼女に与え続けた。

用意していたカニは結局子供たちだけですべて平らげ、鍋でも楽しもうと野菜やら何やらいろいろと用意していたのに、結局メインの具材が入ることのない鍋を、もう10年以上の付き合いになっている義父・義兄とともに、気兼ねなく互いの箸で鍋をつつきあっていると、ふと義兄が

「いやあ、こんなに子供たちが喜んで食べてるのみると嬉しくなるね。いろいろ用意してくれてありがとね。なにかお礼をしたいけん、年が明けたらまた連絡するね」

と、やさしく言ってくれた。

いやいや、そんなのいいよ。それよりごめんね。全員で楽しめるほど用意していなくて。と返答をした。そしてカニ以外にもちゃんとたんまり用意していたお酒をこれでもか!というほど、義兄や義父とともに大いに楽しんだのだ。




年が明け、

東京へと戻った義兄から早速メールで連絡が届いた。



「この前はありがとう。おかげ楽しい正月休みだったよ。

ちなみに、帰ってきてから熱がでて調子がわるいけん、病院行ったら『インフルエンザ』って言われた。

そっちは体調悪くなってないかね?気を付けてね」


と連絡してきたのだ。

・・・・・。



お礼をしたいけん、連絡するね。と言っていた義兄から新年早々に送られてきたメールはこうだ。

年末にちょっとバタバタし、2017年はどうしようか。どうだろうかと思案していなかったが、なかなかどうだ。どうやらいろんなことに気を付けながら過ごしていかなければならない1年らしいと悟った。

なにはともあれ、油断することなく無事に一年を過ごしなさいよ。と、身を挺して知らしめてくれた義兄に(一応)感謝しつつ、「次帰ってきたときにカニだなんだと言ってきても、ねぇ。」と愛する奥様と渋い顔で苦い笑顔を向けあった。そしてその日から家族全員で「手洗い・うがいはしっかり!」と互いに声をかけあいつつ過ごした、ヤマグチ家の健康的な正月だったのだ。




ということで。



あけましておめでとうございます。今年もよろしく。 という話。




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# by yamjoriyo | 2017-01-09 00:36 | Comments(0)

設問者の意図。

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11月の中頃のこと。

愛する中2の息子が、日夜、期末試験の勉強にいそしんでいた。

いつもは嫌々感をこれでもか!ってくらい出しつつ勉強しているのに、今回はなかなか懸命にやっている。聞くと、まもなく出発する修学旅行で満額のお小遣いを手に入れるためには、この期末試験を頑張らなければいけないらしい。何はどうあれ頑張れる理由があることはいいことだ。「そうか。頑張れよ。」と頭を撫でつつ声をかけた。

愛する奥様に聞くと、彼は「問題読解力」がどうやら高くなく、問題を読み込むクセ・集中力もないので、くだらない失点をよくしてしまうらしい。設問者の意図を汲むのは才能なのかどうかわからないが、もし本当にその才能がないのだとしても訓練していくしかない。様々な問題をこなしつつ、いずれはそうした能力がついていけばいいねと、一所懸命頑張っている息子を見つつ、そう願ったのだ。



そうしている中、

愛する小3の娘がどこか遊びに連れて行って!と母に懇願していた。

ここ最近家族で出かけることができていない中、兄も勉強しているので遊んでくれないから彼女は暇を持て余していた。しかし彼女の母は誰も見ていないと息子が勉強しないことを十分に理解しているため、彼をおいて出かけることにためらい、試験期間中は無理だと伝えていた。

消沈していた娘をみた自分は、スケジュールを確認してみた。どうやら、23日(祝)は仕事を休んでも大丈夫そうだ。観光にはもってこいの時期でもある。いい機会だと思い、娘に「じゃ、23日にパパと宮島でも行く?」と問うた。すると満面の笑みを浮かべ「行く!!水族館も連れてってくれる?いい?やったー!!」と大きな声で返答をしてきたのだ。




23日は、朝早くから2人で車ででかけ、少し肌寒い気候の中、宮島へと向かった。車をおいてフェリー乗り場に向かうときからずっと娘は父の手を握り、父娘は宮島デートを楽しんだ。

水族館を楽しんだあと、団子を食べ、穴子飯にも舌鼓をうち、すでにずいぶん落葉してはいたが、カメラでパシャパシャしながら紅葉の宮島を2人で散策した。その間、娘はずっと様々な感想を父にむけて話してくれた。そうした何気ない会話は父にこの上ない幸福感を与えてくれた。

夕方になり、桟橋へ向かう帰路で「今度は桜が咲く時期にもまた来ようか?」と問うと、「いいよ。わかった!」と言っていた。今日のことは宿題の日記にも書こうとも言っていたので、楽しんでくれたんだと感じながらその幸せな時間を終え、家に帰ったのだ。



帰宅後、

少しだけ仕事をこなしたあと、ひとりでゆっくり夕飯を楽しんでいると、愛する奥様が「今日はどうだった?楽しかった?」と聞いてきた。

うん。すごく楽しかったよ。また行こうねって言ったら行きたいって言ってたから彼女も楽しんでたと思うよ。と言うと、「そうなんじゃね。いや、それがね。日記になんて書いたのか見てみたら【お父さんがどうしても紅葉が見たいというから宮島に行きました。】って書いてたよ。」と教えてくれたのだ。








お、お父さんが、どうしても?


・・・・・。




11月の土日は何かしらの予定が入っていて、カメラをもって出かけることができていなかった。今年は紅葉を一枚も撮れずじまいかとあきらめていた中、うまく23日に出かける理由を見つけることができた。確かに、彼女が宮島に連れて行ってほしいと言ってきたわけでもなく、こちらから「宮島でも行く?」と問うたのだ。まだまだ子供だと思っていた小3の彼女は、その6文字程度の問いかけで父の意図を完璧に理解していたのだ。

息子には1ミリも与えることができていない問題読解力は、娘にはしっかりと与えることができているらしい。彼女の鋭さに感服しつつ、その日に感じた娘への愛情を奥様に話をした。奥様からは彼女の鋭さエピソードをいろいろと教えてもらいながら夕飯を楽しんだ。娘に約束した「桜の時期のデート」をどうやって誘おうか考えておこうと思いつつ、幸せだった一日を振り返りながら赤い葡萄のお酒をくぴくぴとグラスについだのだ。




ということで。





えっと。これって、父のやってることは全部筒抜けているということですかね? ですよね、やっぱり。
・・・・・こえぇ!! という話。




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# by yamjoriyo | 2016-12-03 13:26 | Comments(0)

覚悟を決めた日。

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たまには仕事のことでも書いてみようかと思っている。




ここ最近は、非常にゆっくりと仕事ができる状態となっている。それはいわゆる「ヒマ」ということなんだけれども、こうした時期は非常に重要な時間を過ごすこととなる。


当社の1年間のスケジュールもほぼほぼ確定している。忙しくなりそうな時期をきちんと忙しく迎えるためにはしっかりとした準備が必要だ。自分たちの都合でいえば、一番忙しい2月にむけ、ここ最近のゆとりがある時間はそのための準備を進めることとしている。

まだ半年近く前じゃん!と思わなくもないが、準備を万端にしておかなければ痛い目にあうことが経験上わかってしまったため、早め早めの準備を心掛け、打ち合わせもすでにたくさん入れているような状態なのだ。






そんななか、

先ほど、友人から1本の電話が入った。



普段、彼からはほぼLINEでやりとりだけなのに珍しく電話をかけてきた。どうした?と応じると、「明日(9/8)も打ち合わせが入ってるのか?」と問うてきた。

自分の仕事について一番よく理解してくれているこの友人は、どの時期に打ち合わせがたくさん入るのかも理解してくれているらしい。すごいね。よく知ってるね。と伝えると、彼は少し残念そうな口ぶりで「そうか」と言い、続けて「実は、明日の中日戦のチケットがあるんじゃけど」と言ってきたのだ。





そ、それって、










25年ぶりに優勝が決定するかもしれないカープの試合じゃないですか!!!!



・・・・・。





たまたま手に入れることができたカープの試合を一緒に見に行かないか?と誘ってくれた。

ちょ、ちょっと待て!明日の打ち合わせは・・・・・。と少し動揺しながらスケジュールを確認すると、それはこの上なく重要な打ち合わせだった。

25年も優勝していない地元のチームが地元で優勝するかもしれない試合のチケットを友人が持っている。こんなチャンスはこれからの人生で2度とないかもしれない。少しの間、明日の打ち合わせをリスケできないか逡巡したが、やはり無理だと決断し、泣く泣く明日は時間が作れないと断りを入れた。

・・・・・。




こうして、自分は来年2月の一年で一番忙しい時期を一所懸命迎える覚悟を決めた。

その覚悟をブログに記すことで忘れることのないようにしよう。明日の打ち合わせにも全力で臨み、より高みを目指そうと自分自身に誓った、マジック3で迎えた日の出来事だったのだ。







ということで。




いや、気持ちのおさまりがつかないから2日連続でブログあげたんでしょ? という話。




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# by yamjoriyo | 2016-09-07 14:28 | Comments(0)